小説

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ライトノベル

【読書感想】「荒木飛呂彦以外が描くジョジョ」として完璧すぎる(恥知らずのパープルヘイズ―ジョジョの奇妙な冒険より― /上遠野浩平)

みんなが一番見たかったジョジョ5部の続編がみんなが納得する形で表現されている素晴らしい小説です。「荒木飛呂彦以外が描くジョジョ」として完璧すぎました。 この小説ではスタンドを「本人の精神状態が能力として発現したもの」として定義し、パープルヘ...
ライトノベル

【読書感想】ミステリー要素が薄くて評価がやや下降気味です(化物語(中)するがモンキー・なでこスネイク/西尾維新)

収録されているのは「するがモンキー」「なでこスネイク」の2作。今回の巻ではミステリー成分が作者の目論見通り減少傾向にあるので、上巻に収録された2作に比べると僕の評価は下がっています。キャラ小説としての化物語はあまり肌に合わないんですよねえ。...
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【読書感想】少しエッチな大人のための御伽話(ノルウェイの森/村上春樹)

流行り物に飛びつくのが苦手でした。流行ってるから読んでるのか、自分が好きだから読んでるのか分からないのが嫌だったんですよね。もしも前者だった場合、自我が無いことを認めてしまうような気がして。 まあ、30歳にもなるとそういう変なこだわりという...
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【読書】「三度読み推奨ミステリー」のキャッチコピーに偽りなし。読んだ数だけ味の変わる恋愛短編集(ずっとあなたが好きでした/歌野晶午)

タイトルと表紙でビビッと来た人は多いはず。僕もそのクチです。 
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【読書】オタク+発達障害+ゆるやかな絶望。今の世代の”負”を切り取った文学作品(推し、燃ゆ/宇佐見りん)

書き出しが強烈なインパクトに塗れている小説と言えば夏目漱石の「吾輩は猫である」と、川端康成の「雪国」が思い浮かぶんですけれども、この小説の書き出しも負けていません。 推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。
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【読書】このシリーズもそろそろネタ切れかー?(銀翼のイカロス(半沢直樹シリーズ)/池井戸潤)

半沢シリーズらしく敵をぶちのめす瞬間は爽快感があるものの、そこに至るまでの過程が好みじゃなかったです。 ドラマ版は面白かったんですけれども、小説版は半沢シリーズにしてはちょっと渋い出来。
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【読書】一番イケてる密室と死体が出るミステリー(すべてがFになる THE PERFECT INSIDER /森博嗣)

傑作理系ミステリーとして名高い1作。僕はド文系というか数学アレルギーなんでちょっとこの本を避けていたんですけれども、実際に読んでみると詰まるところは全く無く、意外と僕でも楽しめました。
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【読書】「西尾維新」というキャラクターを描いた小説(少女不十分/西尾維新)

「西尾維新」という作家名がまるでレーベルやブランド名のように流通しているから許された作品。前衛的というか、現代芸術的というか。
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【読書】とにかく驚きたいという人は絶対買うべき(十角館の殺人/綾辻行人)

この小説は、綾辻行人のデビュー作であり、当時のミステリーというジャンルに関わる全ての人(作家、読者問わず)に衝撃を与えた紛れもない名作です。
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【読書】ドラえもんをモチーフにした、少し不在(Sukoshi Fuzai)な少女の物語(凍りのくじら/辻村深月)

この作品は辻村深月がドラえもんから受け取ったメッセージを小説の形に昇華した、彼女からドラえもんへの恩返しのような作品です。 随所にドラえもんの道具の名前が出てくるというのもそう感じた理由の一つではあるのですが、何よりも作品の根底に流れるメッ...
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