気弱な出向社員が突如として半沢化して暴れ出す:半沢直樹2 オレたち花のバブル組 /池井戸潤 感想【読書記録】

小説
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 半沢直樹も相変わらず暴れるから、実質4倍返し。

半沢直樹 2 オレたち花のバブル組 (講談社文庫)

 

 

前作の感想はこちら。

www.camduki.com

 

あらすじ

巨額損失を出した老舗ホテルの再建、金融庁“最強のボスキャラ”との対決、出向先の執拗ないびり…“絶対負けられない男たち”の戦いの結末は!?すべての働く人へエールをおくる長篇小説。

Amazonより引用

 

感想 

最近、ドラマ版の半沢直樹を見ました。シーズン2だけですが。

登場人物がドラマ映えしやすいように過剰な味付けをされまくっていてさながら名古屋の飯を食ってるみたいな濃さの作品でしたが、それが小説版では表現できない緊張感を生み出してたような気がします。

今回取り上げる『オレたち花のバブル組』では、人気キャラの大和田が初登場します。小説版の大和田はドラマ版のような奇人ではありません。

でも、金融庁の黒崎は小説版もドラマ版もオネエキャラでした。

 

それはさておき。

今作では半沢直樹だけの視点だけでなく、出向で銀行から追い出された同僚の近藤直弼の視点と交互に繰り返す形でストーリーが進んでいきます。

最初は気弱な中年男性だった近藤が突如半沢化して出向先の社員をぶちのめす展開は読んでいて面白かったです。

半沢には無い、近藤ならではの葛藤も加えることで物語に新鮮さを呼び込むことに成功していたと思います。

前作と同じく金融知識が無くてもスッキリと読めるようにしてあるので、誰にでもオススメ出来る1冊です。しかし、まあ敢えて2巻から読む理由は無いでしょう。

 

ちなみに今回、スト5キャミィブログのこじょうさんに「半沢シリーズの電書の合本版買うからちょっと金を協力してくれ」と言ったら本当に金をくれたので合本版買ったんですけれども、合本版って結構便利ですね。

前作に出てきた人物の動向が気になったときに、その人物の名前で検索したら簡単に復習が出来るんで、忘れやすい僕にはなかなか良かったです。

合本 半沢直樹【文春e-Books】

合本 半沢直樹【文春e-Books】

  • 作者:池井戸 潤
  • 発売日: 2017/09/07
  • メディア: Kindle版
 

シリーズを一気に買うなら合本版を強くお勧めします。

 


 

プロフィール

読書好きのゲーマー。
ゲームは無双みたいなライトな物が好き。
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