『カミヅキ記録帳』というのは、こうやって読んだ本をメモするブログでした。かつてはね。
書籍
神のロジック 次は誰の番ですか?
学園物ラノベに新本格ミステリーを足したような小説。
グイグイと引き込まれてしまって、あっという間に読み終えてしまった。
トリックの着地点が斜め上でなかなか良かったです。
さよならソルシエ
漫画。
2013年の「この漫画はスゴい!」で1位を取った作品らしいですよ。
かの有名なゴッホを題材にした漫画。
圧倒的な絵の才能を持ってる兄ゴッホと、その才能に惚れ込んだ画商の弟ゴッホの話。
全2巻で完結してるのが地味にありがてえ。
ケーキの切れない非行少年たち
非行少年の中には知的なハンデを抱えている子が多いという話。
ただ、知的ハンデの具合が健常者とのボーダーラインレベルだから、健常者扱いされて支援の機会が失われた結果、犯罪に走るしかないと。
「子供を褒めて伸ばすとか言うけど、そういう子の何を褒めるの?机に座ったことを褒めたところで、社会はそれで褒めてくれないんだが?」みたいな話が印象的。
意外と子育て中のパパにはオススメかもです。自分の子がそうじゃなくても、世の中に色々なタイプの子がいることは大事だと思うので。
あと、そんなに絶望的な本でもないです。
ちなみに読書好き芸人のカズレーザーさんがオススメして話題になった本らしいですよ。
映画
ゴジラ-1.0
戦争映画のあの何とも言えない辛さと、ゴジラ強すぎてどうすんだコレみたいな辛さが合わさってて、ずーっとじめじめしてましたね。
それにしても登場キャラクターが自分のおかれてる辛さを説明すること説明すること。
そんな説明しなくても大丈夫だよ!?となるんですけれども、ゴジラって子供も見るから、これぐらいでちょうどいいんですかね。
ゴジラ好きのうちの奥さん曰く、色んな過去作のオマージュがあるやら何やらで楽しかったそうですよ。僕も見てよかったと思っています。
ゲットアウト
黒人差別をテーマにしたホラーで、オスカー候補にもなったということで「あー、社会問題とかをモリモリに入れたやつね」と予想してたんだけど、バリバリのエンタメで良い意味で裏切られましたね。
解説を見たら、あれが◯◯のメタファーで……みたいなのはあるらしいんだけれども、そんなの気にしなくても全然楽しい映画。
荒木飛呂彦先生がホラー描いたらこんな感じじゃないでしょうか。
マーベルズ
友人に「見に行け!」と言われて、平日休みに見に行きました。
最近はMCU疲れだのなんだのと言われて久しいですが、そんなのを全部吹き飛ばすぐらいの面白さでした。
個人的には初代アイアンマンと同じぐらい面白い映画だったと思います。
予習も『キャプテンマーベル』の映画だけ見ていれば付いていけるかと思います。
『ワンダ・ビジョン』は見てた方がちょっと面白い。
『Msマーベル』はまったく見ていなくても大丈夫。
告白
娘を殺された女教師が、犯人の生徒2人に復讐する話。
暗くてジメジメした映画になると思いきや、映像の誇張が効きすぎて笑っちゃう場面もあって、意外とドエンタメ。
2時間弱の上映時間を丸々使って“バカガキ分からせモノ”をやってる感じ。刺さる人には死ぬほど刺さりそう。
「この映画が今まで見た中で一番インパクトがあった」と言う人もいるぐらいの作品で、何なら自分もこの映画を見るの3回目なんだけど、クライマックスがスゴすぎてまた腰抜かした。
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