ブログの更新が控えめになった代わりに本とか映画に割く時間が増えました。
両立させたい……。誰か養って……。
目次
書籍
思い込む力 やっと「好きなこと」を仕事にできた
プロゲーマーってどんな仕事?どうやったらなれるの?と思ってる人には特にオススメ。
ウメハラさんの勝ち続ける意志力や、ときどさんの東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわないと比べて、ネモさんは良い意味でプロゲーマーの”ビジネス面”を強調した一冊。
プロゲーマーに”なっちゃいました”という人も増えているように見える昨今、
スポンサー企業を「何か知らんけど、ゲームが強いと金をくれる物言わぬパトロン」みたいに考えてる人も多そうなんですけれども(僕だけですかね……)、企業の中でプロゲーマーが持つ意味と役割を丁寧に解説しています。
サラリーマンから専業プロゲーマーに転職したネモさんならではの切り口ですね。
ネモさんのルーツも知れて面白かったです。
小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記
ドラえもんのオマージュが詰まった辻村深月さんの小説、凍りのくじらは今まで読んだ小説の中でもTOP5に入るぐらい好きな作品なんですけれども、その辻村深月さんによる本家ドラえもん映画のノベライズ。というか、そもそも元になった映画も辻村深月さんが脚本を書いてるんですけれども。
「”自分にしか分からないと思っていた繊細な心の機微”を描くのが得意な作家が本気でエモいドラえもんを書いたらこうなる!」みたいな感じでなかなか良かったです。
ノベライズの感想としてベタすぎて申し訳ないんですけど、小説版だとしっかりと経緯や心情が描写されるのが良いですよね。
クレイジーダイヤモンドの悪霊的失恋
ジョジョ五部の後日談をノベライズ化した神作品、恥知らずのパープルヘイズを手掛けた上遠野浩平が原作の4部のスピンオフ漫画。
ホルホースと仗助のコンビが主人公なうえに冒頭からマライアとケニーGが出てきて、「この作者ジョジョ好きのこと分かっとるなぁ!」感を出してくるし、オインゴの予知能力の活かし方も超面白い。
ただ、まだ話の展開としては序盤も序盤なので、いまいち評価しかねるなあというのが正直なところ。
レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 1 人狼の村
レイジングループは自分が今まで遊んだゲームの中で、最も衝撃を与えた1本なんですよね。あのゲームを遊び終わったときに「殺された」と思ったんですよ。
殺されたというのはもちろん比喩です。ただ、自分の抱いていた価値観とか思想がぐわーっとでんぐり返ったような感じ。それはFateや428のような超名作アドベンチャーゲームを遊び終わったときに感じた、あの虚脱感と似ているようで少し違う、ような気がします。
そんなわけでちょっとレイジングループ信者な自分ですが、そんな自分ですら「ノベルゲームの小説版なんて出してどうすんだよ」と思ったものです。
ところが実際に読んでみるとすっごい面白い。展開そのものは原作通りなんですけれども、何故かまったく新しい物語を読んでいるような気分になるのです。
ただちょっと高いのがなあ……とは思います笑
英語学習2.0
英語を勉強する予定はないんですけれども、友人に勧められて読みました。
駅前留学とかDMMオンライン英会話とか書籍とかTOEICとか、英語を勉強する手段は多いけれどもじゃあどれを選べばいいの?という疑問に科学的な観点で回答を出した本です。
語学勉強の本を読むのはこれが初めてなので、他の本やノウハウとの比較は難しいのですが、面白かったです。
映画
オカルトの森へようこそ
白石作品オールスターみたいな映画。
NEOを彷彿とさせるキャラが出てきた時点で1億点ぐらいあるんだけれども、一部シーンでは手持ちカメラの手振れがひどすぎて見ていると気持ち悪くなるのが-5000万点。
白石監督が好きなら「絶対見ろ!」だけれども、そうでもないなら勧めにくい。
モンスターハンター
映画としては75点だけど、その代償として原作再現はほぼ無い。
中途半端な原作再現は逆にツッコミどころとして面白いし、結果的に実写版モンハンとして100点の出来の可能性はある。
スパイダーマン
正直これそんな出来良いか???
「ファンから文句言われないためにスパイダーマンに必要な要素を全部再現しました」以上のものではない気がします。
ノーウェイホームが無かったらここで見終えてただろうなあ……
スパイダーマン2
意外にもめちゃくちゃ面白かったです。
ヒロインが脚本の都合で動いているとしか思えないほど人格破綻しているんだけれども、ヒーローと一般人の間で葛藤するスパイダーマンの姿が良かったです。
前作のヴィランが”スーツが格好いい”以外の魅力に乏しかった知り合いのおじさんだったのに対して、今回のヴィランは自らの立場に懊悩する科学者だったのが良かったのかな。
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