【読書メモ】3種類の思考ギアとその鍛え方(頭の回転が速い人の話し方/岡田斗司夫)

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“考える能力の低さ”が自分の明確な欠点だと感じたので、関連する本を読んだので簡易的なメモ。

この欠点、対戦ゲームでモロに出てるんですよね……。

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思考力の3分類

頭の回転が速いと機転は利くけど、考える力は弱る。

ギアを使い分けられて初めて”頭が良い”と言える。

トップギア(高)

いわゆる頭の回転が速い状態。言い返し能力の高さに直結。

問題点を見つけるときに使う。

長所:議論に強い

短所:相手への配慮が薄くなる、話していることの自己検証が弱くなる

ローギア(低)

結論までに至る道筋を粘り強く吟味する状態。本を書くときに使う能力。

長所:相手への共感力が高い。

短所:思考スピードが遅い。

ミドルギア(中)

リラックスしている最中の思考力。基準となる思考の速さ。

ハイギアとローギアの狭間。

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各ギアの鍛え方

頭の回転数自体は生きていればどんどん上がるので、まずはローギアから鍛える。

基本的に書くことが中心。

「喋ること」は上級者向けなので、文章を使って基本的な論理力を鍛えておかないと途中で疲れちゃう。

また、「喋ること」を鍛えると、言い負かす方向に気が散りがちなので良くない。

文章を鍛えると喋る能力も上がる。

ローギア

本を読んで感想を書く

文字で書く=書く速度で考えるということ。

文章が苦手な場合はトップギアばかり使っている。

1時間ほどの映像を見て内容をまとめる

ドラマでもバラエティでも可。内容を文章にして伝える。

文章化することで、自分が把握していない部分がわかる。

ミドルギア

タイトルと目次だけ見て本の中身を推理する

面白そうなノンフィクションの単行本を見つけたら、中を読まずに推理を自分の日記に書いておく。

素の状態の推理力を鍛える。

本の内容を2ページごとに1行でまとめる

前項で推理した本を分析する。

面倒だけれども、目の前のものを処理するだけ。頭への負担は少ない。

推理した本とまとめたものを比較する

先二つのものを見返してみる。

外れた部分が、作者と自分との能力差、あるいは視点の差。

読み取れずに外したものはきちんと文章化しておく。

テレビ番組の感想を400字にまとめる

文字制限が入ることで自分の表現力の問題になり、論理力も鍛えられる。

前半に200文字使って、後半に帳尻を合わせるような方法では力は伸びない。

話の根幹を推理する能力で使うのがミドルギア。

ネット上の誤解を分析してブログに載せる

「バカだから間違える」「知らないから間違える」ではなく、誤解の発生する理由を考えて、推理して書く。

よくある「朝日新聞がこんな風な新聞社だから、それを鵜吞みにしたバカが~」みたいなのはNG。全員が頭が良いのに、どこで間違えてるのだろうということを考える。

 

トップギア

5分以上、一方的に話をする

話がつまらなければ別の話題に切り替えられるし、面白すぎれば割り込まれる。難易度が高い課題。

その場の雰囲気で必要な話題が変わるからトップギアの訓練になる。

ミニッツライナー

映像を1分ごとに止めて1行に内容をまとめる。

映像は、ハリウッドの映画でも、NHKのドキュメンタリーでも良い。

1分間の映像を頭の中で考えて文字に変換するときは瞬時の言語化が必要。

感性でしか見ていない映像を徹底的に論理的に問い直す。

シフトチェンジ

難しい原稿を小学生向けに書き換える

ミドルからトップへの切り替えは生きていれば色々なシチュエーションで行ったことがある。面接で気の利いた答えを返さないといけないときとか。

だから、ここでは逆を鍛える。池上彰が目標。

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