【平沢進】TIMELINEの終わり/COLD SONG (BEACON)感想とか歌詞の考察とか

平沢進
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ニューアルバムBEACONの発売に先駆けて「TIMELINEの終わり」「COLD SONG」の2曲がYoutubeで無料公開されました。いつもはアルバムの中から1曲だけなのに今回は気前が良いですね。

TIMELINEの終わり

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ヒラサワの曲は歌詞が難解なので人によって解釈が大きくブレやすく、良くも悪くもリスナーに全てを委ねられているのですが(たとえば白虎野は不可能に挑戦する人を応援する歌詞だと僕は思っていますが、全然違う歌詞の解釈をする人がいてもおかしくないです)、この曲の歌詞は比較的わかりやすい部類でしょう。

24曼荼羅のBSPでTIMELINEの終わりに込めたメッセージの内容に触れたり、ライブでこの曲のサプライズお披露目後にリスナーが誤った歌詞を公開することに対してツイートで釘を刺したり(触れているのはBEACONの歌詞間違いについてっぽいが)、今回の無料公開曲に選んだりと、ヒラサワが今リスナーに一番伝えたい事柄がこの曲に込められているのでは無いかと推測しております。

BSPでのヒラサワの発言を要約すると「模範奴隷を育てる悪意あるタイムライン(世界観)の終焉を歌った曲」とのこと。(30:14頃からTIMELINEの終わりの話)

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実際、権威とされたものが崩壊して、人の新たな価値観の目覚めを祝福するような歌詞になっていますね。曲の合間に聞こえる心臓の鼓動のような低音が目覚めのメタファーなのかなとか思っています。

また、ヒラサワでタイムラインといえば核P-MODEL名義で作った「Timelineの東」ですが、今回はTIMELINE表記が大文字なんですね。Timelineの東とは別のタイムラインを歌っているから表記が違うのかもしれません。

最初聞いたときに歌詞の優しさに泣きそうになりました。ええそうです、ヒラサワ信者です。

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COLD SONG

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ダイジェスト版で聞いたときは「お、ついにヒラサワがオリジナル般若心経を開発したな?」とか思ってたんですけれども、実はこれKlaus Nomiのカバー曲らしいですね。サブカル方面には有名な人らしいですが僕は知りませんでした。

ちなみにヒラサワが感銘を受けたのはKlaus Nomiのオリジナル版COLD SONGではなくNanette Scribaのカバー版のようです。実際に聞いてみた感じ、僕もNanette Scriba版のCOLD SONGの方が好み。

ヒラサワ版は歌詞がヒラサワっぽい内容に置き換えられていたり、原曲に存在しない転調が加えられていたりと、COLD SONGの原型を残しながらもヒラサワらしさが盛り込まれた内容に。

「石英のごとく刺すように目覚めた疲弊の月」という歌詞が飛び抜けて好きです。歌詞の意味は大まかにはTIMELINEの終わりと同じく「目覚めよ人類」系っぽいですね。

BSPで認知的不協和(簡単に言うと、人間の進化の過程で残ってしまった心のバグ)について触れてたから歌詞中の「古き氷牢」は認知的不協和についての話かなと思いました。

おうちにBEACONが届いたらまた全曲の感想とか考察とかアップする予定です。

※続き書きました

【平沢進】BEACON 全曲の感想とか歌詞の考察とか
曲構成や音使いの奇抜さに拍車がかかっています。 ただでさえJ-POPとは程遠い存在だったのに完全に一般人バイバイアルバムになったように感じました。 ある人によってはヒラサワの曲がコア化としたと言って喜ぶかもしれませんが、...
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