友人に「細田守の映画を全部見てくれ（あわよくば叩いてくれ）」と言われたので始めた企画のまとめです。いやほんと、細田さんの作品はどうして綺麗な価値観をつめこめばつめこむほどつまらなくなるんですか！！！
目次
ワンピース ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ オマツリ男爵と秘密の島
ワンピース的な価値観に恨みでもあるのかと思ったら、インタビューを読むと実はワンピースをちゃんと読み込んで作られていた作品。僕はめちゃくちゃ好きなんですけれどもワンピース期待してる人間が見るような映画ではない。
時をかける少女
最初に見たときは何が面白いのか全っ然分からなかったんだけれども、今見ると恋愛感情の機微が面白かったです。いくつか設定が変な部分はあるので、あまり考えすぎちゃう人には向いてなさそうです。
サマーウォーズ
「人の絆」の表面的な部分しか描写されてないのが、今見るとほんとにキツかった。これが好きな人がいるというのは分かりますが。
おおかみこどもの雨と雪
親子で見れる映画を目指した結果、何だかふわっとした雰囲気映画に……
バケモノの子
ツッコミどころはいくらでもあるけれども、比較的作品の芯が通っていて見やすかったです。なんだかんだ細田監督ってベタな「泣かせ」は上手いですよね。
未来のミライ
苦痛。
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム
40分で出来ることを詰め込んだおもちゃ箱みたいな映画。細田アニメで一番後世に残ってほしいんだけれども、多分、残るのはサマーウォーズの方だと思う。
総括
スポンサーや日テレからの圧力とかがあるのかもしれないんですけれども、サマーウォーズ以降は「親子で”安心して”見れる映画を作る」というこだわりが先行して、どんどんどんどん思い出に残らない映画ばかりが量産されていって悲しいです。
テレビで細田守が過剰に持ち上げられれば持ち上げられるほど、こっちとしては冷めていっちゃうんですよね。子供向けアニメに毒を混ぜ込むのは得意な人だと思うんですけれども、正面切って子供向けアニメを作るのはあまり得意じゃないんだろうなあと思いました。
結論：宮崎駿はすごい。
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