面白くないわけじゃないんだけどネタにしにくいなあ、というものの墓場コーナーです
不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる
効果的な訓練法について書いていたけれども、それだけで記事を一本書けそうにないので没に。
簡単に書いておくと、
・苦痛と回復は常にワンセットで考えるのが成長のポイント。苦痛は成長システムの起動、回復は成長システムの実行。
・物事の上達にはストレスが付き物。何故なら脳は新しいことをするとストレスを感じるようにデザインされているから。逆に、何もストレスを感じないなら現状維持と同じということなので成長には一役買ってない可能性。
・訓練と休息はワンセット。優秀なバイオリニストは一般的なバイオリニストより多く練習し、多く休息を取ることが統計的に分かっている。脳は何もしていないときに成長するので休憩は必要。
・休憩はだらだら行うのではなく能動的なものが良い。具体的には「テレビをなんとなく見る」「暇だから買い物に行く」という受け身の休憩はダメ。「外国語の学習」や「友人との交流」など能動的な休憩を自分からデザインしていくのが大事。
・能動的な休憩はコントロール感から前向きな気持ちが生まれる
3000以上の論文データを元に作られた本なので書いてあることはそれなりに正しいと思います。巻末参照文献がリスト化して掲載してあるのも良いです。
本の中には肌を若返らせる食事法や運動法についても書いてあるので(というかそっちがメイン)、そちらにも興味がある人は是非買ってみてください。
文芸オタクの私が教える バズる文章教室
「文章教室」と名付けてあるものの、作者の一人語りを聞いているような感じ。もっとひとつの技法について掘り下げてほしかったです。
そもそも「刺さる文章を書く」というのが高等技術なんで話が分かりにくいのは仕方ないんですけれども。
とりあえず自分がパクれそうな部分だけ抜き出しておきます。
掴み方
・知らない言葉を放り込んで後で解説する
・疑問を共有する
・みんなが答えたくなるような問いを投げかける
・日常から離れた話をするときは日常描写(晴れた朝など)からスタートする
・二つの言葉を対にしてみる(文章とアイドルなど)
文体
・リズムが大事。語尾を揃えたり、文を切ったり
・口語文は大げさにして注意を惹く
構成
・オチを先に書いて読者に突っ込ませる
・一般的な考え→逆の考えの順で書く
言葉選び
・一般名詞を敢えてカタカナにしてみる
・盛る(例:盛りの付いた猫背のメスの猿)
コメント