名作と名高い「逆襲のシャア」をきちんと楽しみたいので、ガンダムZZを見始めました。また3話ずつぐらいのペースで感想を書いていきます。ラフな感じでやっていきますのでよろしくお願いします。
ところで前作がZガンダムなのに次作がガンダムZZなのほんっとやめてほしい。記事タイトルで作品名書くときに何度も確認した。Zの位置で個性出そうとするんじゃない。
1話 プレリュードZZ
全作『機動戦士Zガンダム』と『機動戦士ガンダムZZ』を繋ぐプロローグ編。
宇宙世紀の歴史のおさらいや、キャラクター&メカニックの解説、クワトロ・バジーナとシンタ&クムによって進行されるモビルスーツクイズなどでシリーズを紹介。
そして『ZZ』の第1話ハイライトとして、グリプス戦役で傷付き、サイド1の1バンチ=シャングリラへ入港しようとするエゥーゴの強襲巡洋艦アーガマの姿が描かれ、主人公ジュドー・アーシタの物語が始まるのだった。
申し訳ないがOPテーマがダサい。確かにガンダムシリーズは当時としてはアニメとは思えないほどの緊迫感や密度が売りだったと思うんだけれども、それを「アニメじゃない!」と言葉にしてしまった時点ですごく陳腐なものに成り下がってしまう。スポンサーから「分かりやすくしろ」というお達しが出たのかなあ。
肝心の第1話は総集編みたいなもので、ファーストとZのおさらいみたいな内容とこれから始まるZZの”さわり”だけで終わってしまった。そういえば自分が小学生の頃はレンタルビデオ屋でこういう総集編的な内容のビデオがよく売られていた記憶がある。
噂には聞いていたけれども、突然始まるモビルスーツクイズには開いた口が塞がらなかった。リックディアスのシルエットクイズとか分かる気がしないんだが。
それにしても、この総集編だけで見るとカミーユが真人間にしか見えないのが詐欺でしょ、普通に。
2話 シャングリラの少年
グリプス戦役で傷ついたエゥーゴの強襲揚陸艦アーガマは修理と補給の為にサイド1の1番地コロニー=シャングリラへ寄港していた。
少年ジュドー・アーシタは、妹リィナの学費を稼ぐために仲間たちとジャンク屋で生計を立てていた。ある日、宇宙を浮遊する脱出カプセルを回収し、結果的にティターンズの士官ヤザン・ゲーブルを救出する。ヤザンはジュドーたちにアーガマからZガンダムを盗み出し、一儲けする事をけしかけられた。
口車に乗って、Zガンダムを盗みにアーガマに潜り込むジュドーだったが、そこで会ったのは放心状態で廃人同様となったZガンダムの元パイロット、カミーユ・ビダンだった。
いよいよ本編開始。前作で敵のエースパイロットとして立ちはだかったヤザンがここで登場する。なんかジェリドって本当に何だったんだろうって思う。
今回の主人公は貧民街に住む少年・ジュドー。ジャンク漁りをして生計を立てているそうな。やっていることこそホームレスの空き缶拾いの延長線上みたいなことだけれども、妹思いで正義感にも溢れていて3作目にしてようやく好感度の高い主人公が出てきたかという。映っているカットの大半が半笑いで今までになく性格が明るい。
前作の主人公・カミーユはシロッコとの死闘で魂を燃やしすぎたのか、痴ほう症の末期みたいな状態で登場。こんな扱いの悪い前作主人公見たことねえ。
3話 エンドラの騎士
アーガマを追って、シャングリラ・コロニーにジオン残党軍組織アクシズの宇宙巡洋艦エンドラが入港した。アーガマは入国管理事務職員チマッターの手引きでコロニー内に誘導されジャンクの山に身を隠す。エンドラの艦長であるマシュマー・セロは、アーガマを拿捕しようとガルスJで出撃する。
一方、Zガンダムを諦めきれないジュドーはアーガマに侵入し、成り行きからマシュマーのガルスJに立ち向かうのだった。
薔薇の貴公子みたいな敵が出てくる。わかりやすくナルシストキャラで、いかにもキッズ向けアニメの敵って感じのデザイン。本当にこのアニメの出来事はファーストと同じ時空で行われているのだろうか。
設定自体は重厚なんだけれども、そのうえで行われているキャラのやり取りが軽すぎる。何だかバランスが悪い。
キャラのやりとりだけじゃなく、3話のストーリーも「たまたま居合わせた主人公が何となく乗り込んだガンダムで大した葛藤もなく敵を倒す話」でしかなくて予定調和感がすごい。特に目を引くような演出もなく、これは麻雀を遊びながら流し見するアニメなんだと理解する。
あと主人公が人に好かれる要素しかなくて「無」を感じる。カミーユみたいなイカレが主人公で良いかと言われるとそれはそれで答えに窮すのだが。
あーーーーーー、これが47話まで続くのかーーーーーーー!!!!!
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