遮眼大師 / 核P-MODEL(平沢進) 感想と歌詞考察

平沢進
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平沢師匠の新アルバム「回=回」出ますね!お馴染みのフルサイズ試聴も始まりましたし、感想と歌詞考察でも書いていこうかと!

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初聴の感想

最初は歌詞を見ずに曲だけ聞いてみたんですけれどもなんやこの元気の出ない曲はと。

開幕からせわしなく聞こえるエフェクターをかませたギターの音(多分)とイマイチ盛り上がりきらないメロディ。耳がなんとか慣れてきそうと思ってきた瞬間に、また別の盛り上がらないメロディに転調。これ多分オウム真理教のテーマとしてテレビに紹介されても疑う人いないやつですね。

前回までの核P-MODELがP-MODELの”解凍期”のパロディーだったのに対して、今回は”改訂期”か”中期”のパロディーなのかな?と直感的に感じました。

 

歌詞の考察

 

最近のヒラサワの歌詞は「みんな巨大な何かに洗脳されてるよ!」と警鐘を鳴らす系のものが多いんですけれども、今回もその系ですね。

その巨大な何かは「常識」とか「洗脳メディア」とか、そういったヒラサワがちょいちょいツイートで小馬鹿にしているものたちですね。

 

まず、

「狼狽する前途惨事 三千界は火だるまで」

「終始世に憂慮」

という歌詞からディストピア系の世界を表現していることがわかります。

三千界というのは仏教用語で『全世界』という意味で、歌詞をそのまま読み取ると

「何か知らんけど世界がしっちゃかめっちゃかやで!」

ということになります。前途惨事というのは前途多難と同義と考えていいでしょう。

 

 

「ララバイ的説法 天変地異相当の暗雲と」

「狂信に身を切って買った 安心とうにバラされて」

という歌詞を読んで少し考えると、

・説法をするのは一般的に仏か僧侶。それがララバイ的ということはくだらないことを言っているという意味。

・狂信の対象は一般的に神。世界観的に仏。その仏に縋った安心がグチャグチャにされた。

って感じかなあって。

遮眼大師にみんな騙されてるよー、みたいな方向性かな。

 

ここまででほんっと暗い歌詞だなあって思ってシュン……としてたんですけれども、よく聞いたらちゃんと救いはありました。

「周囲皆窮鼠噛む」

「撃てマントラ!」

この部分ですね。

「周囲皆窮鼠」はもちろん「窮鼠猫を噛む」ということわざから。みんな追い詰められた鼠なんだけれども反撃を始めるという意味。

「マントラ」は悪の仏を象徴する何か(雑)です。それを撃て!と言ってるんだから、「みんな目を覚まして悪いやつをぶちのめそうぜ」と言ってるんだと解釈しました。

「周囲皆窮鼠!周囲皆窮鼠!」という多重録音のバックコーラス合わせて「撃てマントラあああああああああああ!!」と叫んでるのは胡散臭すぎてどうかと思うのですが、こんな感じかなと。

そう思うと「撃てマントラ!」のところに何かカタルシスありません?

 

いやー、やっぱヒラサワの世界観いいですね。発売日めっちゃ楽しみです。

回=回

回=回

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    遮眼大師って
    ウイルスだよウイルス
    パンデミック
    https://youtu.be/98MBhn7sY8Q

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