カミヅキ記録帳

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【映画感想】確かに……確かに面白いけれども……過剰に褒められすぎているのでは……(劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明)

オタクがツイッターで過剰表現で褒めまくっているのを真に受けた分だけ損した気分になってます。

いや、普通に面白いし、凄い内容なんで褒めたくなる気持ちもわかるんですけれども。

良くも悪くも原作版の延長でしたねー。諸々の描写がテレビじゃとても放映出来ないから劇場版で描くというのは良い手だったと思います。

劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」

 

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【目次】

 

あらすじ

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。

 

Amazonより引用

 

ツイッターのオタク達に騙された気分

メイドインアビスの劇場版はあまりにショッキングで映画館で上映したときにはあまりにひどい展開に周囲からは嗚咽が漏れまくっていて、見に行った人はドン引き中のドン引きで、それはもう見事な死屍累々が築かれた。そんな風に聞き及んでいました。

そんなえげつない物語を2時間近くスクリーンの大画面で見ることに耐えられそうになかったので、劇場で見るのをやめていたのですが、その映画が満を持してアマプラ入り。

期待値不安値ともにマックス状態で見て思ったことは、「うん、普通」

「確かにひどいけどまだ俺は嗚咽漏れてないぞ!?」「ボンボルド卿ひどいやつだな!でももっとひどい展開があるんだろ!?」とワクワクしているうちに話が終わってしまいました。なんてこった!!

みんなの感想で、話のエグさにばかりに焦点が当てられていたせいで、そこにばかり期待しちゃったようです。

 

これいつものメイドインアビスじゃんねえ?

いやまあ、決して普通ってこともないんですけれどもテレビ版メイドインアビスの延長線上だよなーと。

メイドインアビスは根本的に「深淵に至りたいという知的欲求、好奇心のために自分も他人を犠牲にし続ける。その犠牲の上に人の発展がある」という話だと思うんですけれども、ボンボルド卿のやっていることは(色々ショッキングではあるけれども)そこから大きく外れた話ではないんですよねえ。

岡田斗司夫が「パーティーの中でリコだけがボンボルドを理解できるから作中では彼を特に否定していない」と鋭い指摘をしていたのはなるほどなと思いました。リコの「何があろうとも深淵に辿り着く」とする姿勢は本質的にはボンボルドと同じですからねえ。

映画版だけれども、何も始まってないし、何も終わっていない。劇中のワンシーンだなあという印象の映画でした。

 

 

 

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