手抜きというわけでもないんでしょうけれども、ちょっと出来が悪い。
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あらすじ
2013年のテレビドラマ化で社会現象にもなった池井戸潤氏の小説『半沢直樹』が、ついに週刊漫画雑誌モーニングで、本格コミカライズされます!作画を、三田紀房氏(モーニングにて『ドラゴン桜2』を連載中)絶賛の新人、フジモトシゲキ氏、構成をネームの切れ味に定評のある津覇圭一氏が担当し、小説とも漫画とも一味違う、半沢直樹をお届けします!!。半沢を大好きな人から、知らない人までお楽しみいただけること間違いなしです!
Amazonより引用
正直微妙……
原作版半沢直樹はテンポが良いうえに心理描写がしっかりしていて、金融知識も分かりやすく解説してあるので、 気楽に読める割には読み応えがあってとても良い小説でした。
ブームのきっかけになったドラマ版半沢直樹は、映像では分かりにくそうな部分は適宜カットや改変してありますが、演出や役者の熱演によってシーンによっては原作版を遥かに凌駕する見応えを実現していました。
そしてコミック版半沢直樹はというと、なんというか……イマイチ。
熱が足りないんじゃないかと
個人的には半沢直樹の一番のポイントは『熱』なんですけれども、これが漫画版だとあまり感じられない。
確かに原作を丁寧になぞっているんですが、媒体が違うせいなのか原作版の迫力の無さとドラマ版の情報力の足りなさの両方が合わさってるような印象です。
何か漫画版ならではの別のアプローチが必要だったんじゃないのかと思います。
小説版は読み直すのがしんどいんで、話の内容を軽くおさらいするぐらいならこっちの方がいいかもしれんですけどねー。
新規の人にこれを勧めるのはちょっと無いかなー。
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