カミヅキ記録帳

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企業に巣食う「働かないおじさん」は死ぬ(コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方/遠藤功)

経済寄りの本を読むのはこれが初めてかもしれません。

 

コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方

 

この本はAmazonPrimeに入会する、あるいは書籍読み放題のKindle unlimitedを使えば、初月無料で読みまくれます。(記事投下時点)

 

【目次】

 

概要

 コロナという「目に見えない黒船」は、この国を再生させる大きなきっかけになりえる。私たちは「コロナ・ショック」を、自らの手で「コロナ・チャンス」へと変えなければならない。

本書では「企業」「仕事」「働き方」という3つの視点で、ポストコロナの世界を展望してみたい。

「はじめに」より

 

 未来分析は面白くて、「これからどうするか」の部分は凡庸

他の本と比較してこの本が優秀かどうかというのはよく分からないんですけれども、日経新聞を読まない人間なので新鮮な気持ちで読むことが出来ました。

とはいえ、未来予測と分析の部分は面白かったのですが、「じゃあこれからどうすべきか」という提言の部分はあまり面白くない……というか説得力が無いように見えたので、手放しで褒めるほどの本じゃないというのが正直なところです。

あと、コンサルの人特有のカタカナを使いたがる感じがちょい苦手でした。

 

企業に巣食う「働かないおじさん」は死ぬ

「コロナで経済が死んだ」ということは流石に疑いようの無い事実なんですが、あまりにも死にっぷりが凄すぎるので会社としては改革のチャンスとして捉えましょうという話は、まさにその通りで面白い視点でした。

僕の業務はリモートワークとか特に無いのでコロナだからといって何の影響もないんですけれども、コロナのおかげで無駄な出張が減ったとか無駄な出勤が減ったというのはよく聞く話。

こういった喜ばしい話も聞く一方で、コンビニやスーパーでもセルフレジを導入したところが増え始めて、感染症対策のついでに人件費削減の流れが来ているのも事実。今後仕事が機械に代替される事案はますます起こりそうではあります。

このように、様々なダウンサイジングが行われる中で、会社に巣食う「働かないおじさん」の居場所はますます無くなっていくだろうということが、本の中には書いています。

 

「これからどうするべきか」という話はどうにも自己啓発くさくて……

こういった、未来がどうなっていくかという話はそこそこ面白かったんですけれども、それを踏まえたうえで、個人としてどうするか、企業はどのよう行動を起こすべきかという話は、面白くないというか蛇足というか……

「個人で喰えるようになりましょう」「機械に仕事を取られないようなスペシャリスト人材になりましょう」という話は、コロナ前からよく自己啓発本で言われていた話なので、新鮮味も面白みもなくてガッカリ。

企業への提言も「リスクはさておき新規事業やらないとダメだよ!」みたいな感じのことを言ってて、かーなりふわっとしてます。 

これからの社会はコロナ以前よりもそういう傾向が更に強くなるということなんでしょうけれどもちょっと期待外れでした。

 

後半に行くにつれてつまらなくなっていく本でした。

前半の分析だけで終わってくれていたら多分めちゃくちゃ褒めました。

 

 

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