カミヅキ記録帳

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そんなわけないやんのオンパレード本(習慣が10割/吉井雅之)

「習慣を付けるためには、まずなるべく低いハードルから超えていきましょう」というこの本の主張は正しいと思うんですよね。

ただ、なんというか、この本ってすごく頭の悪い人を対象にしている気がします。

 

習慣が10割

 

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【目次】

 

概要

 ダメダメで何も続かなった私が人生のドン底から這い上がった秘密。それは…誰でもできる「カンタンな習慣」を、1つずつ、トコトン続けたから!本書では、そのポイントを具体的にお伝えします!
5万人を変えた習慣形成の超プロが、意志、やる気に頼らず「続けられる」最強スキル、教えます! 「日記」は1行、「筋トレ」は1回、「勉強」はテキストを開くだけ! ズボラ、3日坊主、ナマケモノ、先延ばしグセ、完璧主義……どんな人でも大丈夫! 仕事、お金、人間関係──人生がうまくいく最も強力でシンプルな方法。英語、貯金、ランニング、早起き、ダイエット、禁煙、習慣1つで、結果も理想の自分も手に入る! 「挫折しない5つの秘訣」も収録!

 

その例を一般化するのはおかしい

この本では「習慣を維持したらこんな良いことが起こりました」という話がまるまる1章使って書いてあるんですよね。

たとえば、自分に全然なつかない再婚相手の連れ子が進学を機に一人暮らしを始めたから毎日手紙を送るようにしたら卒業するときに初めて照れくさそうに「お父さん」と呼んでくれた、とか、毎日出社してから必ず10社に電話するようにしたら営業1位になった、とか、「これを食べると痩せる」と声を出しながらら食べることを習慣にして体重が10kg減った、とかそんな感じのことがいっぱい書いてあるんですよね。

別に手紙を送れば誰とだって仲良くなれるわけでもないし、出社してから10社に電話したって場合によったらめちゃくちゃ嫌われるとかもありえるじゃないですか。ダイエットのやつは論外。

まあ、習慣が大事だということには同意するんですけれども、習慣を付けることと人生の何もかもが上手くいくのとは全く関係ないと思うんですよね。

 

そんなわけないやんのオンパレード

あとは、「はい、やってみます!」を口癖にすると人生が好転しますとか書いてあったりするんですよ。

意味わかんなくないですか?

だって、それを口癖にした結果、人から良いように使われてボロ雑巾にならないとは限らないじゃないですか。

習慣化の話だけしておけばいいのに、「こうすると右脳が云々で人生が良くなる」みたいな謎の理屈も書いてるんですよね。

いや、この著者の人ってただのセミナー講師なんですよ。別に脳の専門家じゃないんですよね。

なんか「右脳とか言っておけば馬鹿は騙されんだろ」みたいに思って書いてんだろうなーって気がしました。

 

下手したら有害。取扱い注意本。

書いてある中だと、言い訳リストを作って先に言い訳を潰しておくというのは、ちょっと良いかもとは思ったし、習慣が大事でそれは小さな一歩から始めるというのはその通りなんですよ。

ただ、無批判に読んじゃうと「笑顔が大事」とか「やってみますを口癖にすることで人生が好転する」とか、そんなよく分からない話も吸収してしまいかねないので、ちょっとこれは人には勧められませんわ。

個人的には同じ習慣の話なら前に紹介したときどさんの本の方が、まだ説得力はあるし、余計なエッセンスも混じってないのでオススメです。

  

 

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