カミヅキ記録帳

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元ヤク中のおっさんだって起用しちゃう!だってファンが喜ぶもの!(MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密/ チャーリー・ウェッツェル )

僕のマーベルに対する思い出はマブカプ3でX-23を愛用してたらDrドゥームにフッダイとミサイルされて引退したこと以外は特に無いんですけれども、まあ、教養としてマーベルのこと知ってたらドヤれるじゃん?といういつもの浅い目論見で読み始めました。

 

MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密

 

【目次】

 

概要

 マーベル・スタジオはなぜ驚異的な成功を収められたのか?

その問いにビジネス、クリエイティブ両面から答えを出すビジネス・ノンフィクションが待望の邦訳で登場! スタン・リーの登場からまさかの経営危機、ヒーローを抵当に入れての一発逆転劇など、世界一注目されるエンターテインメント企業の舞台裏を緻密な取材で描き出す、マーベル・ファンのみならず全ビジネスマン必読の一冊!

 

 

「自分たちで映画を作れば良いのでは!?」

皆さんご存知の スパイダーマンの実写映画って大ヒットしたんですけれども、ソニーが制作をしたので、マーベルには収益の5%ぐらいしか入ってきませんでした。

しかもソニーには「ソニーが頑張っただけで、マーベルは何もしてないですよね?もはやスパイダーマンってソニーのキャラですよ???」という態度を取られます。

そこでマーベル、気付きます。

「自分たちで映画を作ればいいのでは!?」と。

 

白羽の矢が立ったのはおっさんヒーローのアイアンマン

そういった経緯でマーベル主導で実写映画を作ることになったのですが、まず最初の問題は「どの作品を最初に実写化するか」です。

結果として、最初のマーベル主導の実写作品はアイアンマンとなったんですけれども、実はマーベル社はアイアンマンを不遇不人気キャラと考えていたんですよね。

だってアイアンマンって中年のおっさんが変身するヒーローですから。

でも、子供たちに「どのヒーローのおもちゃで遊びたい?」とアンケートを取ったときに一番人気だったからアイアンマンの映画から作り始めたそうです。

そして更に、アイアンマン自体が不人気なのに、監督は主演に過去に薬物問題を起こしたことのあるロバートダウニーJrを主演に選びました。

 

不人気キャラの実写化x主演がヤク中のおっさん

この起用にはマーベル社も待ったをかけようとします。

だってヒーロー物なのに元ヤク中のおっさんが主役ってまずいじゃないですか。

しかし、監督は「過去に問題を起こしてるからこそ役に深みが出る」とゴリ押ししてこのキャスティングを通したそうです。

蓋を開けてみれば、ロバートダウニーJrの役作りが凄すぎてファンも役員も大絶賛だったわけですが。

これまでマーベルの作品は「コミック=子供向け」という偏見のために原作ガン無視レベルの物が作られたり、ハリウッド映画の方程式に則って改変されたものが多かったそうです。

しかし、アイアンマンは流行りに乗った安易な改変をせずに、自分たちのコンテンツを信じて徹底的にファンが喜ぶように作られたことで、大ヒットとなりました。

この精神はこれ以降のマーベル映画でも受け継がれているようです。

 

MARVELロゴの秘密

ところで、ファンにはお馴染みの映画冒頭で流れるマーベルのロゴなんですけれども、これはソニーから「スパイダーマンはうちのキャラなんだが???」という態度を取られたのがきっかけで作られたそうなんです。

www.youtube.com

制作費なんと8万ドル。

これを流してブランド認知力を上げたことが功を奏したのか、「スパイダーマンはマーベルのキャラである」と認めることとなったそうです。

やはり自社ブランドを世間にアピールするって大事なんですね。

 

以上、アイアンマンすら見てない僕でもこれぐらいは語れるようになれる本です。

ちょっと高いですけれども、興味のある人はどうぞ買ってみてください。

 

 

 

 

 

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