カミヅキ記録帳

読書、映画、ゲーム、平沢進、ALI PROJECT、雑記。

読書

【読書感想】「荒木飛呂彦以外が描くジョジョ」として完璧すぎる(恥知らずのパープルヘイズ―ジョジョの奇妙な冒険より― /上遠野浩平)

みんなが一番見たかったジョジョ5部の続編がみんなが納得する形で表現されている素晴らしい小説です。「荒木飛呂彦以外が描くジョジョ」として完璧すぎました。 この小説ではスタンドを「本人の精神状態が能力として発現したもの」として定義し、パープルヘ…

【読書感想】ゲームですら本能を抑えられずに死んでしまう我々が学ぶべき愚かな本能ベスト3(FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/ハンス・ロスリング)

ファクトフルネスとは聞きなれない言葉ですが作者の造語で「事実に基づく世界の見方」を意味します。実は我々は思ったよりアホなので、世界を現実よりずっとドラマチックに捉える習慣があります。 格ゲー界隈で言えば発売日当日にツイッターで即死コンボ動画…

【読書感想】海洋漂流ラノベ!面白さの片鱗は見えるものの今一つ足りない……(ひとつ海のパラスアテナ/鳩見すた)

電撃大賞受賞作。ラノベらしからぬハードさの1章は面白かったものの、続く2章、3章はそれほど面白かったわけでもなく、惰性で読んでいるだけになってしまった一冊。

【読書感想】ラノベ的モテ体質にチクり(化物語(下)/西尾維新)

電書版ではつばさキャットのみの収録です。1話だけですが中編ぐらいのボリュームがあります。

【読書感想】有能な人間が炎上しやすいのは、有能アピールが差別ということに気付いていないから(実力も運のうち 能力主義は正義か? /マイケル・サンデル)

メンタリストDaiGoがホームレス差別発言で絶賛炎上中ですが、彼に限らず有能な人間は何かと炎上しやすいもの。しかし、たとえばYouTube登録者数50人ぐらいのポケモンユナイトおじさんが配信で「俺の収めた税金でホームレスを養わないで欲しい」と発言したと…

【読書感想】ゲームに勝てなくて悲しい?怒ってる?メンタルを安定させたい?よろしい、”無”を学びましょう(無(最高の状態)/鈴木裕)

ゲームで勝てなくて苦しいときにこれ以上負けても失うものは無いと変な開き直りを見せるか、俺はいつか上手くなるだろうと妙にキラキラポジティブに振り切ることはよくある話。しかし、今回紹介する本によるとその態度は良い結果を生み出さないようです。 で…

【読書感想】ミステリー要素が薄くて評価がやや下降気味です(化物語(中)するがモンキー・なでこスネイク/西尾維新)

収録されているのは「するがモンキー」「なでこスネイク」の2作。今回の巻ではミステリー成分が作者の目論見通り減少傾向にあるので、上巻に収録された2作に比べると僕の評価は下がっています。キャラ小説としての化物語はあまり肌に合わないんですよねえ。

【読書感想】ゆとり世代オタクのバイブル!言葉遊びはさておき構成が好み!!(化物語(上)ひたぎクラブ・まよいマイマイ/西尾維新)

化物語といえば言わずと知れた西尾維新の代表作。アニオタと言えば当然化物語は見てるっしょ!!みたいな時代が僕の大学生の頃にあったように思います。僕はというと西尾維新はたまたま読んだ1冊が肌に合わなかったので二度とこいつの本は読まないと思い、…

8/26までDMMブックス夏の50%ポイント還元セール!!買った本とかおすすめの本とか紹介していくよー

DMMブックスで50%還元セールの時期がやってきました! キンドル本はAmazonや出版社が選んだ本しかセールにならないうえに大体30%オフぐらいなんですけれども、DMMはコミックも含めてほぼ7/22までに販売されたほぼ全ての本が50%分のポイント還元されます。…

【読書感想】あなたは何が正しいと思いますか?ストVの”Nボタン論争”で考えるマイケルサンデルの「正義」(これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 /マイケル・サンデル)

流行の本というのは概して浅い物です。多くの人間が理解できるということは、それだけ面白くて簡単な本ということだからです。 だから10年以上前に流行ったこの本もきっと浅いんだろうと思ってたんですけれども、とんでもない。かの有名なトロッコ問題が面白…

【読書感想】深夜ラジオ的テンションの馬鹿小説からクトゥルフ風ホラー短編まで!人の想像力の果てしなさを思い知らされる良作SF短編集(流れよわが涙、と孔明は言った /三方行成)

抱腹絶倒の馬鹿ギャグ小説から不条理SFホラーまで幅広いジャンルの短編が5編収録されている短編集。どの話もぶっ飛んでるとしか言いようがなくて面白かったです。 各短編ごとに感想を書いていきます。

【読書感想】少しエッチな大人のための御伽話(ノルウェイの森/村上春樹)

流行り物に飛びつくのが苦手でした。流行ってるから読んでるのか、自分が好きだから読んでるのか分からないのが嫌だったんですよね。もしも前者だった場合、自我が無いことを認めてしまうような気がして。 まあ、30歳にもなるとそういう変なこだわりというの…

【読書感想】こじらせたSNSの使い方をする女性たちに迫る一冊(承認欲求女子図鑑 ~SNSで出会ったヤバい女子たち~/にゃるら)

SNSでよく見る様々なタイプの女性(エロ自撮り女子、コスプレイヤー女子、Vtuberの中の人など)を「承認欲求」というキーワードで括ってインタビューした本です。 彼女達がSNSで承認欲求を満たすようになった理由はとても凡庸でどこかで聞いたことがあるよう…

【読書感想】お前らの望む便利なヒットの法則は無い(ヒットの設計図 ポケモンGOからトランプ現象まで/ デレク・トンプソン)

この一冊を読めばヒット作の秘密が……何もわからないっ!! むしろ一発当てることが如何に不確定なカオスに満ちているかがよくわかる本。

【読書】生まれや環境による不公平さを受け入れたうえで、恵まれたやつらに渡り合うための悪あがきを考えよう(1%の努力/ひろゆき)

「努力」という言葉には「血反吐を吐きながら無理難題を量で解決する」という裏の意味が副音声として存在しがちなんですけれども、この本ではそれを「99%の努力」と呼んで目指すことを否定しています。まあ、世の中には血反吐を吐いた程度じゃ解決すること…

【読書】孤島×館×天使x殺人事件。手堅い出来だが、この作者ならもっと面白く出来た気も?(楽園とは探偵の不在なり/斜線堂有紀)

2021年のこのミス第6位の本です。

【読書】オタク+発達障害+ゆるやかな絶望。今の世代の”負”を切り取った文学作品(推し、燃ゆ/宇佐見りん)

書き出しが強烈なインパクトに塗れている小説と言えば夏目漱石の「吾輩は猫である」と、川端康成の「雪国」が思い浮かぶんですけれども、この小説の書き出しも負けていません。 推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。

【読書】「努力は才能に勝る」はただの神話?サイコパスは遺伝する?"言ってはいけない"不愉快な真実(言ってはいけない―残酷すぎる真実― / 橘玲)

ジャンプ的価値観の敗北……

【読書】ハルヒ公式によるハルヒパロディ。キャラは成長しているが展開は二番煎じに近い何か。(涼宮ハルヒの憤慨/谷川流)

この巻は飛ばしても良いかもしれない……。

【読書】並みのタフさじゃ生き残れない、壊れかけの霞が関(ブラック霞が関/千正康裕)

「午前七時、仕事開始。二七時二〇分、退庁。」というキャッチコピーに惹かれて購入。 自分より収入の高い人間が労働条件の悪い職場で働いているのを見て安心したいという最低すぎるきっかけで手に取ったんですけれども、漠然としか知らなかった官僚の仕事を…

【読書】このシリーズもそろそろネタ切れかー?(銀翼のイカロス(半沢直樹シリーズ)/池井戸潤)

半沢シリーズらしく敵をぶちのめす瞬間は爽快感があるものの、そこに至るまでの過程が好みじゃなかったです。 ドラマ版は面白かったんですけれども、小説版は半沢シリーズにしてはちょっと渋い出来。

【読書】元スポーツ新聞社勤務の元AV女優が教えるAVの舞台裏(AVについて女子が知っておくべきすべてのこと/澁谷果歩)

性に関する話はタブー視されがちですが正直なところ結構気になるじゃないですか。むしろ人間の本能としてタブー視されているものほど知りたくなるような気もします。というか男子ならAVの話は大好きですよね。 そんな知的好奇心を満たしてくれる本が今回紹介…

【読書】青春のほろ苦さを切り取った、人の死なないミステリー(クドリャフカの順番 「古典部」シリーズ /米澤穂信)

「氷菓」を始めとする「古典部シリーズ」がよく出来ているのは、使われたトリックには必ず青春のほろ苦さが入り混じっていることです。 「古典部シリーズ」の3作目、「クドリャフカの順番」は文化祭を舞台にした人が死なないミステリー小説です。

【読書】「西尾維新」というキャラクターを描いた小説(少女不十分/西尾維新)

「西尾維新」という作家名がまるでレーベルやブランド名のように流通しているから許された作品。前衛的というか、現代芸術的というか。

【読書】都市伝説にもっともらしい理屈を付ける、新感覚ミステリー(虚構推理/城平京)

クソラノベかと思いきや流石は本格-ミステリ大賞なだけある。

【読書】とにかく驚きたいという人は絶対買うべき(十角館の殺人/綾辻行人)

この小説は、綾辻行人のデビュー作であり、当時のミステリーというジャンルに関わる全ての人(作家、読者問わず)に衝撃を与えた紛れもない名作です。

【読書】ドラえもんをモチーフにした、少し不在(Sukoshi Fuzai)な少女の物語(凍りのくじら/辻村深月)

この作品は辻村深月がドラえもんから受け取ったメッセージを小説の形に昇華した、彼女からドラえもんへの恩返しのような作品です。 随所にドラえもんの道具の名前が出てくるというのもそう感じた理由の一つではあるのですが、何よりも作品の根底に流れるメッ…

【読書】最近の挫折本+ひとつの記事にしにくかった本

読んだはいいけれども、読むのを諦めたり、ブログのネタにはしにくかったものの残留思念。

【読書】ホリエモンの飯インタビューはガチ(堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か?/堀江貴文)

VSとタイトルにはありますがホリエモンが寿司職人と修行の是非について議論する本ではなく、和やかに対談しているだけの本です。

【読書】運は操れない!!!!(運は操れる/メンタリストDaiGo)

運は操れる!と書いていたのでサイコロの出目操作でも出来るようになるのかと思っていたんですけれども、そういう本じゃないみたいです。自分は不運だと思い込んでいたのは実は心理的な話であり、運が良い人はそもそも成功確率が高くなるような習慣や考え方…

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